識別子を日本語入力する際には、文字変換が面倒であることや入力補完が効き難いため、プログラマに入力の負担が発生してしまう。本研究では、ローマ字入力であっても日本語識別子のインクリメンタルサーチによる入力補完を実現するプラグインの開発を行い、問題の解決を図る。
近年、非構造化データの急激な増加に伴うデータ管理コストの増加が問題視されている。これに伴い、オブジェクトストレージが注目を集めている。しかし、重複排除を行うには、処理に伴うハードウェアへの負荷が大きいという問題がある。本研究では、オブジェクトストレージにおける重複排除処理負荷の軽減を目指す。
セキュリティに関する要求定義は後工程のリスクなどを考えると適切に定義されるべきである。本研究では非機能要求を適切に定義するための手法の一つであるNFR フレームワークに着目し、ツールを開発する。そのツールを用いることでセキュリティ知識がない開発者でも適切にセキュリティに関する要求定義が行えることを目指す。
ソフトウェア開発における要件定義工程でのコミュニケーションは重要である。しかし、実際の開発現場ではこれらが原因で問題が発生することが多い。そこで本研究では要件定義開発会議にグラフィクレコーディングという手法を導入する支援を行いこれらの問題を解決することを目指す
アプリケーション開発初心者のユーザビリティについての知識が不十分な場合、UIデザインで時間を使い、円滑に開発を行うことは困難である。そこで、本研究では、ユーザビリティを配慮したUIデザインを支援するチェックリストを作成する。これにより、開発初心者の負担を減らすことを試みる。
eスポーツは誰でも参加できる点から、共生社会の発展に寄与する存在である。本システムでは「大乱闘スマッシュブラザーズSP」1)の対戦動画を入力すると改善点を出力するシステムを作成することで、よりゲームを楽しめる支援を行い、eスポーツの人口を増やすことを試みる。
1) 任天堂(2018)「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」(Switchバージョン)[ビデオゲーム].任天堂/Sora.
近年,プログラミング教育が小学校で必修化される中で,主体性や創造性を育む新たな学習手法が求められている.特に,協働的な学びが学習意欲の向上に効果的であることが先行研究により示唆されているが,小学生を対象としたハッカソンに関する実証的な知見は限られている.本研究では,短期集中型のハッカソンにペアプログラミング要素を組み合わせ,児童がどのような点に楽しさややりがいを感じ,継続的な学習意欲にどのような影響を与えるのかを探る.